奥之宮 Okunomiya

奥之宮八社とは

宮地嶽神社には、神功皇后を主祭神とし、勝村大神・勝頼大神を配祀する御本殿の他に「奥之宮八社」と呼ばれる社が祀られています。「一社一社をお参りすれば大願がかなう」という信仰があり、昔から多くの人が訪れています。奧之宮八社巡りの信仰は日本最大級の石室古墳発掘を機に不動神社(史跡)が奉祀されたことから盛んになりました。

一番社・七福神社 …福を運ぶ七福神

奥之宮参道を登り、ボタン園を過ぎると、右手に七福神社の幟(ノボリ)が見えてきます。「恵比寿(えびす) ・大黒天(だいこくてん)・毘沙門天(びしゃもんてん)・弁財天(べんざいてん)・福禄寿(ふくろくじゅ)・寿老人(じゅろうじん)・布袋(ほてい)」の七福神をまつり、様々なご利益を受ける事が出来ます。

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二番社・稲荷神社 …食物とお米の豊作を守る神様

稲荷とは“稲が成る”と書き稲=食物を守る神様といわれています。 人々は宮地嶽の稲荷神社に次のような祈りや願いをこめてきました。
■五穀豊穣=野菜や果物の「豊作」の祈り。
■腕前上達=調理の「腕前上達」の願い。
■商売繁盛=お店の「商売繁盛」の願い 。
このようなことから、農家のみなさんはもちろん、飲食店、調理人の方からの崇敬を集めています。

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三番社・不動神社 …災いや厄を除く神社

奥之宮三番社不動神社は日本一の大きさを誇る、横穴式石室古墳の中に霊験あらたかなる「お不動様」をお祀りしております。この古墳は地下の正倉院と呼ばれ、金の鐙(あぶみ)・冠(かんむり)・馬具類・大太刀等数多くの埋蔵物が発掘され、20点が国宝に指定を受けています。

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四番社・万地蔵尊 …子供達の守り神

お地蔵様は子供達の守り神で、丸いお顔は子供の様に無邪気でにこやかです。特に宮地嶽のお地蔵様は万地蔵さまと呼ばれ、子供の願い事は何でも(万・ヨロズ)聞いていただけます。

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五番社・恋の宮 …女性の心身内外をお守りする神様

あわしま様(淡島神社)とぬれがみ様(濡髪大明神)の二柱を併せ祀り「恋の宮」と申します。 女性の体をお守りする・あわしま様と、心をお守りする・ぬれがみ様と、共に女性の心身内外をお守りする神様で「恋の宮」と呼ばれ、多くの方々に参拝頂いています。 特に女性特有の体の病や恋愛に霊験あらたかで、お社の脇に鎮座まします陰陽石等名実共に恋の宮に相応しいお社です。

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六番社・三宝荒神 …かまど、火除けの神様

その名のとおり、荒々しい火の神様で、火をコントロールする霊力があります。昔は、竈(かまど)の火で煮炊きをしていたことから、その場所の守り神、つま り台所や食べ物・調理の神様として信仰されています。また「三宝」とは人々の生活の根幹を成す水・食物を生育させる土・調理する火の、水土火とも言われて おります。

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七番社・水神社 …水がコンコンと湧き続ける龍神様

宮地嶽周辺には大河がありません。それは神の恵み“雨”が地下水となり、地下に大きな埋蔵水として流れているのです。そこでここは龍神様が差配され水枯れもする事無く今日でも水がコンコンと湧きます。かつて宮地嶽周辺の農家では村民はお互いに助け合い、水不足の解消に努めていました。大飢饉のときも、宮司村だけは年貢米の返上を願い出ず完納し、他藩の模範として表彰された歴史があります。このように水を大切にしてきた宮地村の人々の水に対する思いや信仰が水 神社に込められています。

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八番社・薬師神社 …あらゆる病難から救う神様

修験者が宮地嶽の山中にて修行を行う際に、病気や怪我が無いようにとお薬師さまをおまつりしたのが始まりとされています。薬師如来として、仏教では多く見 られるのですが、薬師神社は数も少なく、当社は病に苦しむ人々の信仰が強い神社です。病気平癒祈願の依頼書をご神前にお供えになられたり、護符(お札)や 和漢薬草等求められる方も沢山参拝されます。

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